その名も The Snowman 「ゆきだるま」です。
タイトル:The Snowman
イラスト:Raymond Briggs

今日、本屋さんを覗いたら、この日本語版が売っているのを見て大変驚きました。文章がないのに、日本語版って出てるんですね〜。英語版で十分なのにって思いませんか?
少年が、自分の夢に出てくる Snowmanと仲良くなり、一緒にいろんな事(男の子がテレビやランプ、蛇口やコンロなんかを見せたり、空まで飛んじゃったり・・)して楽しく遊ぶという内容です。この絵がいいんですよ。色鉛筆で描かれたのかなぁ。タッチが柔らかで全体にぼやけているので、本当に夢の中にいるような気持ちになります。Snowmanの表情が可愛らしくて、優しくて、何だか苦しみも悲しみも取り去ってくれるような(ちょっと大袈裟?)柔和なお顔なのです。
ページの構成がコマ送りのようになっていて、一番初めに見たときは「包装紙にしたら可愛いかも」なんて思いました。文章がなくても親子共々楽しめますし、赤ちゃんにお薦めですよ。
この本は、ニューヨーク・タイムズ誌書評担当編集者であるリプソンさんが選ぶ、推薦図書の中の1冊でもあります。いわばお墨付き(?)です。
